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あのね、 展 について



みずみずしくて不安定なリズム、
ゆれるけれどまっすぐしなやかな軸。
アパートメントで綴られるとまべちさんの言葉がだいすきだった。

彼女も私と同じ91年生まれだと知って、必ずこの展示は見に行かないといけないと思った。
彼女と私を結ぶ点はこの生まれ年だけだったんだけど、
見に行きたい、ではなくて、見に行かなければいけない、と胸がざわついた。

(学年は違えど)同い年。21歳同士。
ひとって「タメ」だと知ると急に距離が近くなるから不思議。
年齢でひとの何がわかるというのだろう。
21年間で経験してきたことも考えて来たことも感じて来たこともそれぞれ違って、
辿って来た道程も異なれば、今立っている場所、見えている景色も違うだろう。

ひとを惹きつける言葉を紡ぐ彼女の21年間に興味があった。
わたしと同じ21年、でも全く違う21年間を生きて来た彼女が、
どのように世界を見ているのか、それをどのように伝えるのか、とっても気になった。

湿度、を感じるような写真だった。
冬に乾燥した(一人暮らし用の)狭いキッチンでお湯を沸かしたり、料理をしていると、
湯気がたちこめて空気がほんのりあたたかく、しめってくる。そんな写真。
とても丁寧で、ゆっくりとしたテンポ。

写真以外の方法で表現出来るひとの写真は強いなあと思った。
不安定にゆれていても、やわらかく浮かんでいても、
芯と根っこがあるから必ず同じ場所に還ってくる。

わたしにはこんな写真は撮れない。
湿度も温度も、こんなにひとっぽい気配を感じさせる写真は撮れない、
と、ちょっぴり苦しくなった。同じ21歳なのに、私と全然違う。
嫉妬、はとげとげ強すぎてちょっと違うけれど、その類。

でも、そりゃあそうだ。彼女の21年間と私の21年間は全くの別物。
私は私の、これまでの21年間(そろそろ22年間になる)を抱きしめて、
これから先の数十年に心を躍らせながら、私の世界を私らしく撮ってゆこう。

とまべちさんは白と黒のギンガムチェック(細かめ)のイメージで、
とてもあたたかくて可愛らしい方でした。
彼女だから、あんな文章を綴ってこんな写真を撮れるんだよなあ、とほっこり納得した。

とまべちさんの個展も楽しみです。
素敵な出会いに感謝。


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